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yocinovのオルタナティブ探訪

安価で安全な代替・補完医療を求めて

「私が実践している補完医療を紹介してみる」

「お前はブログで代替医療や補完医療の批判ばかりしているが、ただの代替補完医療否定論者ではないのか?」というご指摘をいただいたことがあります。 私のモットーはブログのサブタイトルにも掲げているように、「安価で安全な代替・補完医療を求めて」であ…

読売新聞の「メトホルミンでがん免疫アップ」報道に思うこと

(ご無沙汰し過ぎて何らブログの体をなしておりませんが、細々とでも続けていければと思っております。) 正直に申し上げてすでにタイミングを逸している感が否めませんが、2016年7月28日に付の読売新聞に、『糖尿病薬「メトホルミン」で、がん免疫アップ…岡…

「某有名自由診療クリニックが紹介する『抗がん剤治療の効果を高める補完療法』を検証する⑥ 〜セレン、αリポ酸、ジインドリルメタン、アヴェマー、牛車腎気丸〜」

某有名自由診療クリニックが奨める『抗がん剤治療の効果を高める補完療法』を検証するシリーズ。第1回はメトホルミン、第2回はアセチル-L-カルニチン、第3回はビタミンD3、第4回はDHA/EPA、第5回はメラトニンを検証しました。結論は何れも「自分の患者に奨め…

「某有名自由診療クリニックが紹介する『抗がん剤治療の効果を高める補完療法』を検証する⑤ 〜メラトニン〜」

某有名自由診療クリニックが奨める『抗がん剤治療の効果を高める補完療法』を検証するシリーズ。第1回はメトホルミン、第2回はアセチル-L-カルニチン、第3回はビタミンD、第4回はドコサヘキサエン酸とエイコサペンタエン酸を検証しました。結論は何れも「自…

「某有名自由診療クリニックが紹介する『抗がん剤治療の効果を高める補完療法』を検証する④ 〜ドコサヘキサエン酸とエイコサペンタエン酸〜」

某有名自由診療クリニックが奨める『抗がん剤治療の効果を高める補完療法』を検証するシリーズ。第1回はメトホルミン、第2回はアセチル-L-カルニチン、第3回はビタミンD3を検証しました。結論は何れも「自分の患者に奨めることはないし、自分で服用すること…

「某有名自由診療クリニックが紹介する『抗がん剤治療の効果を高める補完療法』を検証する③ 〜ビタミンD3〜」

某有名自由診療クリニックが奨める『抗がん剤治療の効果を高める補完療法』を検証するシリーズ。第1回はメトホルミン、第2回はアセチル-L-カルニチンを検証しました。結論は何れも「自分の患者に奨めることはないし、自分で服用することもない」でした。 第3…

「某有名自由診療クリニックが紹介する『抗がん剤治療の効果を高める補完療法』を検証する② 〜アセチル-L-カルニチン〜」

某有名自由診療クリニックが奨める『抗がん剤治療の効果を高める補完療法』を検証するシリーズ。第1回はメトホルミンを検証しました。結論は「自分の患者に奨めることはないし、自分で服用することもない」でした。 第2回はアセチル-L-カルニチンです。 **…

「某有名自由診療クリニックが紹介する『抗がん剤治療の効果を高める補完療法』を検証する① 〜メトホルミン〜」

抗がん剤治療の効果を高めるには、適切なプロトコールを適切な手法で実行することはもちろんですが、その他にも抗がん剤治療の効果を相加的・相乗的に高める治療を併用する、あるいは抗がん剤の毒性を軽減してプロトコールが遵守・完遂できるようにする、と…

「自由診療医各位。高濃度ビタミンC療法のシステマティックレビューが出ているのでご確認下さい。」

多くの自由診療系のクリニックでは、その抗がん作用やQOL(quality of life)改善作用を謳い文句として、がん患者さんに「高濃度ビタミンC療法」を提供しています。この治療を受けていらっしゃる患者さんの心の中を想像するに、「眉唾かもしれないけど、べら…

「個別化医療とは何か?」

デイヴィット・サケットが「根拠に基づく医療(EBM; evidence-based medicine)」を提唱した1990年代以降、その概念は、一部の誤解があるものの、臨床の現場に広く浸透しています。現在標準的に使用されている薬剤や治療法の多くは、大規模集団における臨床…

「フコイダンはがん診療に使えるか?」

日々の検索行為の賜物なのでしょうが、私のwebブラウザは統合医療や自由診療系のインターネット広告で満ち溢れています。その中で頻度の高いものの1つに「フコイダン」があります。昆布やワカメやモズクといった海藻類に由来する天然化合物です。患者さんか…

「サリドマイドは固形がんにも有効なのか?」

サリドマイドをご存知の方は多いと思います。 私はタイムリーにその時代を生きていたわけではないのですが、ものの資料によれば「1950年代後半から1960年代前半に、胎児奇形という重大な薬害事件を引き起こし、一度は医療現場から姿を消したが、事件から40年…

「池袋がんクリニックの『さい帯血幹細胞移植療法』とは何か?」

「さい帯血移植」をご存知でしょうか? さい帯の中には血液の元になる造血幹細胞が豊富に含まれており、骨髄移植や末梢血幹細胞移植と並んで難治性の造血器腫瘍の患者さんを救命しえる有用な治療法の一つとしてその意義を高めています。特に、血縁者や骨髄バ…

「多発性骨髄腫の患者さんのカルシウムサプリメントはどこまで許容されるか?」

久しぶりのブログ更新です。 かつてなかなか治療に反応しない高カルシウム(Ca)血症を呈した多発性骨髄腫の患者さんを担当した経験があります。その方の場合、よくよく話を伺いますと、ご家族の中に分子整合栄養医学協会(http://bit.ly/14FVvgT)に所属さ…

「ナントカ療法を模索するということ」

医者という仕事をしていると、主治医から「これ以上は有効な治療がありません」「治癒を目標とした治療戦略を立てるのは困難です」などの病状説明を受けた患者さんやご家族、あるいは近しい方が、代替医療や補完医療の「ナントカ療法」の可能性を模索すると…

「統合医療系クリニックに対して思うこと」

現代社会において、標準治療では如何ともし難い病態を有する方々や標準治療を好まない方々、場合によっては何の病気も有さない健常人を対象として、自由診療の枠組みで代替医療や補完医療を提供する統合医療系のクリニックが全国各地にごまんと存在する。 統…

「放射線とビタミンC」

点滴療法研究会(http://bit.ly/ZGsOx9)の柳澤厚生会長が、『放射線被ばくに関する公式声明(2011.03.29)』(http://bit.ly/17Tl3rQ)の中で、『ビタミンCは強力な抗酸化物質として放射線障害を防ぐ』ことが証明されたと明言しています。 これまで私は、10…

「高濃度ビタミンC療法<費用編>」

おまけで、「高濃度ビタミンC療法<費用編>」をお送りします。 高濃度ビタミンCは標準的には、「週に2回の点滴で6ヶ月間継続、その後の経過が良ければ週1回を6ヶ月、さらに2週に1回を1年間、その後は月に1回」といった感じで行われているようです。かりに3…

「高濃度ビタミンC療法<実状編>」

第4回は「高濃度ビタミンC療法<実状編>」をお送りしたいと思います。 第3回までで調べたように、高用量ビタミンC療法あるいはビタミンCサプリの抗がん作用とがん予防効果には、確固としたエビデンスがないと言わざるを得ない状況です。 それでは、このよう…

「<別冊>ビタミンCは発がんを予防できるか?」

第3回では、高用量ビタミンC療法とは少々離れますが、「<別冊>ビタミンCは発がんを予防できるか?」をお送りしたいと思います。 ************************************** サプリの発がん予防効果を評価するにはいく…

「高濃度ビタミンC療法<臨床試験編>」

第2回では「高濃度ビタミンC療法<臨床試験編>」をお送りしたいと思います。 静脈投与至上主義に辿りついた高用量ビタミンC療法ですが、その抗がん作用に期待した研究者たちが、盛んに臨床試験を行うまでに成長しています。 ***************…

「高濃度ビタミンC療法<歴史編>」

私は血液内科医です。白血病や悪性リンパ腫や多発性骨髄腫といった造血器腫瘍の患者さんが仕事のお相手で、抗がん剤による化学療法が仕事の大部分を占めています。造血器腫瘍は化学療法に対する反応が良いことが多く、化学療法だけで治ってしまうことあれば…

「血液クレンジング」

(2012年12月31日にtwitterでつぶやいたものの転載) オゾン療法(血液クレンジング)をPubMedで調べてみた。Autohemothrapyでヒットしたのは112件、臨床試験は12件。Autohemotransfusionでヒットしたのは72件、臨床試験は4件。この中で英語のabstractがあるも…

「丹羽がん療法」

るいネットでその存在を知った丹羽靱負医師が新著「国際がん学会が認めた、延命効果世界一の丹羽がん療法」を出したので読んでみた。すると中には「丹羽がん療法」が、Integr Cancer Therにpublishされたとの記述が。この手のトンデモ系から英語論文が出てく…